凪待ちの犯人ネタバレ感想!PG-12でリアルすぎて辛すぎる嫉妬が怖い

映画「凪待ち」の犯人をネタバレして、感想をまとめます。

 

凪待ちは「今までに見たことのない香取慎吾」がテーマになっている映画です。

 

白石和彌監督が香取慎吾さんのために作った映画と断言していました。

 

キャストの全員が何かを背負っていて、リアルすぎて重かった、犯人はいかにもなあの人でした。

 

RG-12指定で、子供には説明が必要な内容ですが、説明するところがありすぎて、子供と観ることはおすすめしません。

 

私、個人の見解ですm(__)m ネタバレと感想をまとめます。

 

ネタバレがありますので、知りたくない方はご注意ください!

 

映画「凪待ち」の犯人ネタバレ

 

 

映画「凪待ち」のキャストは発表されていますが、誰が何役なのか、どんな役なのかは謎が多いです。

 

キャストの役も詳しくネタバレします。

 

石巻に引っ越す

 

主人公は、木野本郁男(香取慎吾)で川崎の工場で働いていますが、競輪が大好きなギャンブル依存症で、アルコール依存症です。

 

今までに見たことのない香取慎吾さんの風貌です。

 

最初は、落ちぶれ切ってない感じが気になりましたが、だんだんにどこか純粋さがあって、根っからの悪い人ではなさそうな感じを残しているんだなと感じました。

 

ある日、一緒に工場で働く唯一の友人と競輪の帰りに、今日でギャンブルを辞めることを告白します。

 

やめるわけは、6年付き合っている内縁の妻・亜弓(西田尚美)の石巻の実家に引っ越すことになったからです。

 

亜弓は、石巻で美容室を開く準備をしていて、石巻に行ったらギャンブルをやめて、お酒もほどほどにするように約束していました。

 

亜弓はサバサバ系の性格で、荒々しい口調で話しますが、郁男がカリブ海の島に一緒に行こうと約束してくれたことを楽しみにしている可愛いところがある女性です。

 

亜弓には、娘の美波(恒松祐里)がいて、不登校になっていたので、石巻で定時制高校に通うように言います。

 

亜弓の石巻の実家には、父親がひとりで住んでいました。

 

父親は漁師で、ステージ4の末期がんですが、舟の上で死にたいと、毎朝舟で漁に出かけます。

 

若い時はいい加減で前科がありましたが、亜弓の母親と出会って変わりました。

 

しかし、亜弓の母親は、東日本大震災の津波に巻き込まれてしまいました。

 

父親は「俺が一緒にいれば」とずっと後悔しています。

 

郁男(香取慎吾)は、近所の小野寺(リリーフランキー)が紹介してくれた印刷工場で働き始めます。

 

小野寺は、亜弓の父親の面倒を見てくれていた世話好きなタイプで、郁男を飲み屋に誘います。

 

亜弓の元夫が怪しい

 

 

飲み屋で出会った中学の教師の村上(音尾琢真)が亜弓(西田尚美)と郁男のことをしつこく聞いてきたので、邪険にすると、亜弓は昔から人気者だったので、気になると言っていました。

 

実は、村上(音尾琢真)は、亜弓(西田尚美)の元夫で美波(恒松祐里)の父親でした。

 

DVがきっかけで離婚してから、ずっと美波の養育費を払っていたので、郁男の存在に激怒します。

 

しかし、一緒に妊娠中の若い妻がいて、「俺は変わった」と勝ち誇った様子で去っていきます。

 

事件が起きる

 

 

少しずつ穏やかな生活になってきたように思えたある日、事件が起きます。

 

亜弓は朝、美波の部屋でたばこを見つけて、問い詰めました。

 

男友達が吸おうとしていた時に没収したタバコでしたが、言っても信じてもらえずに叩かれたので、家を飛び出します。

 

美波(恒松祐里)は、その日男友達と映画を観ると郁男に言った後に飛び出して行きましたが、帰りが遅くて連絡が取れない。

 

心配した亜弓は必死で探しますが、郁男は映画に行ったことを知っていたので、落ち着いていました。

 

そんな郁男に腹を立てて「自分の子供じゃないからでしょう。一人で探します。」と言ってしまいます。

 

郁男も「美波を子供だと思っている」と言いながら、売り言葉に買い言葉「車を降りろ」と言うと亜弓は車から降りてしまいました。

 

郁男が美波を見つけた時、美波が亜弓の携帯に電話をすると、出たのは警察官で亜弓が死体で発見されたことを知ります。

 

絶望から自暴自棄が止まらない

 

亜弓(西田尚美)は、防波堤の工事現場で、首を絞められて殺害されていました。

 

犯人はすぐには捕まらず、家族は絶望的な状況でした。

 

美波は、叩かれたから心配させてやろうと携帯電話の電源を切っていて、「私がメールの1本でもしていればあんなことにはならなかった」と後悔して悩んでいました。

 

郁男も「あの時、車を降りろ」なんて言わなければこんなことにはならなかったと後悔していました。

 

郁男(香取慎吾)は、警察からも印刷工場の人々からも疑われて、自暴自棄になります。

 

印刷工場で暴れて設備を壊して、闇の競輪の借金は200万円にもなって、取り返しのつかない状況になりました。

 

そんな中、小野寺(リリーフランキー)は、印刷工場で壊した設備の修理代金を立て替えてくれて、一緒に働こうと言います。

 

そして、亜弓の父親は大切な舟を売ったお金を郁男に渡して「全て綺麗にしてやり直せ」と言います。

 

なんで、こんな俺にここまで優しくしてくれるのですか?

 

亜弓の大切な人だから・・・亜弓が人気者だったことが表れる言葉です。

 

ここで、立ち直ると思いますよね!

 

これほどの人情に触れても、もらったお金を闇の競輪に使います。

 

「え~郁男!」とイライラしましたが、ドラマや映画の物語のように、ギャンブル依存はすぐには治らない、とてもリアル感があると思いました。

 

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犯人は誰?ネタバレ

 

 

亜弓を殺した犯人は、小野寺(リリーフランキー)です。

 

東日本大震災の直後までは、亜弓と美波は石巻に住んでいました。

 

小野寺(リリーフランキー)は、昔から近所でお世話になっていたおじさんです。

 

亜弓が帰ってきたときも、今まで父親の世話をしていたことが感じ取れて、郁男の存在をちょっといぶかしく思っている雰囲気はありました。

 

いかにも攻撃的な村上(音尾琢真)を犯人だと思ってしまうかもしれませんが、優しすぎる小野寺こそ怪しいと思っいます。

 

映画の最後に小野寺が逮捕されますが、しかし、殺した理由は語られません。

 

小説版での理由は、昔から亜弓のことが好きで、殺すことで自分のものにしたかったということでした。

 

亜弓が行きたかったカリブ海の島の名前も郁男は忘れていましたが、小野寺はちゃんと覚えてました。

 

小野寺が郁男を助ける理由も「亜弓の大切な人だから」後から考えると怖い・・・!

 

亜弓のために父親の面倒も見ててきたし、美容院の準備も協力したはず、郁男の印刷会社も紹介したし、美波の定時制高校の手続きもしたと想像できます。

 

こんなに尽くしてきたのに、亜弓に愛された郁男への嫉妬を感じます。

 

逮捕されたときに郁男にカリブ海の島の名前を教えるところでは「俺の方が亜弓を愛している」と言っているかのような勝ち誇った言い方でした。

 

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凪待ちの結末ネタバレ

 

自暴自棄になって、闇の競輪をしていた場所で大暴れ、組の事務所に連れて行かれます。

 

そこに亜弓の父親が郁男を引き取りに来ます。

 

組の親分(麿赤児)は、命を助けてもらった借りがあるので、郁男を返してくれました。

 

そして、闇の競輪で当たったのに支払われなかった300万円をもらいます。

 

石巻の人々は、みんな人情深く優しくて、チンピラまで優しかった。

 

その300万円で父親の船を買い戻して、美波と3人で海に出ました。

 

途中で船の操縦を郁男と替わっていますから、郁男も免許を取ったと思われて、一緒に漁師をすることが想像できます。

 

映画館では、所々で鼻をすする音が響いていました。

 

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まとめ

 

映画「凪待ち」の犯人のネタバレと感想をまとめました。

 

ネタバレを知っても、今までに見たことのない香取慎吾さんの姿は必見です。

 

あと、音尾琢真さんの演技は自然すぎて、本当にこんな人なのでは?と思う程イラっとさせます。

 

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