【スカーレット】朝ドラのモデルは神山清子・自然ゆうを作り出す！

NHKの朝ドラ「スカーレット」は、2019年9月30日～2020年3月末まで放送します。

 

ヒロインは戸田恵梨香で、戦後に強く生きる信楽焼の陶芸家の人生が描かれます。

 

朝ドラに必ずいるヒロインのモデルは、スカーレットにも存在します。

 

朝ドラ「スカーレット」の川原喜美子のモデル、信楽焼の陶芸家の神山清子さんの人生、独自に作り出した自然ゆうって何？を書きます。

 

朝ドラ「スカーレット」の簡単なあらすじ

 

２０１９年度後期 連続テレビ小説『スカーレット』制作を発表！
１０１作目のヒロインは戸田恵梨香さんです。
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? NHK大阪放送局 (@nhk_osaka_JOBK) 2018年12月3日

 

朝ドラ「スカーレット」のヒロインは、川原喜美子（戸田恵梨香）で、1937年（昭和12年）に大阪に生まれて、9才で滋賀に移住して、信楽焼に出会います。

 

絵が得意な喜美子は、陶器の絵付けの仕事をしていたことから、陶芸家になって、男性の多い陶芸の世界に飛び込んで独自の女流陶芸家の草分け的存在となっていきます。

 

陶芸家の青年との恋と結婚、出産、子育てをしながら、独自の陶芸家の道を進んでいきます。

 

戦後の女性差別の厳しい時代に、焼き物への情熱と喜びを糧に、失敗や挫折に負けずにがむしゃらに明るく働く人生を描きます。

 

タイトルの『スカーレット』とは、陶芸に関係が深い炎を表す緋色から取られたものです。

 

朝ドラ「スカーレット」のモデル・神山清子さんの人生

 

右も左もたぬきだらけ！焼きものの里・信楽「たぬき村」で信楽焼体験│観光・旅行ガイド – ぐるたび https://t.co/nwOi0e8NVU

? Hironori Yokoto (@hyokoto) 2018年12月2日

 

信楽焼といえば、たぬきの焼き物ですが、モデルになった陶芸家の神山清子さん（こうやまきよこさん）の作品は違います。

 

朝ドラ「スカーレット」のモデルになった神山清子さんの人生は、とても波乱万丈です。

 

信楽焼の陶芸家・神山清子さんは、1936年（昭和11年）に生まれました。（喜美子より1年前です。）

 

長崎県佐世保市で生まれて、父親の仕事の都合で、滋賀県に引っ越して、9才の時に信楽町（現在の甲賀市信楽町）に来ました。

 

滋賀県の中でも引っ越しています。

 

絵を描くことが好きだった清子さんは、和洋裁学校を卒業して、製陶会社で陶器に絵付けをする仕事に就きます。

 

27才で陶芸家として独立、30代半ばに自宅近くの古代の窯跡から「自然ゆう」を見つけて、再現することに夢中になります。

 

窯が崩れたり、失敗をくり返して借金をしながら、自然ゆうを作り出したのは3年後でした。

 

私生活では、才能ある陶芸家と結婚して、2人の子供に恵まれましたが、夫が陶芸の助手と駆け落ちして離婚します。

 

一緒に陶芸家を目指していた長男が29才で白血病を発症して、骨髄移植を受けて快方に向かっていましたが、31才で亡くなりました。

 

神山さんの半生は、仕事でも私生活でもドラマチックな人生ですが、2005年に映画化されて公開されています。

 

映画「火火」（ひび）は、主演の田中裕子さんが神山さんを演じて、陶芸家人生が描かれています。

 

主に神山さんの陶芸家としての活動が中心の映画ですが、息子さんが白血病になったり、骨髄ドナーを募る運動に参加する姿は、実話も盛り込まれていて、ドキュメンタリーのようです。

 

撮影ロケ地には、神山さんの工房が使われていて、出てくる陶器も窯の炎も本物です。

 

【スカーレット】の原作とあらすじは戸田恵梨香が戦後の陶芸家！にも書きましたが、波乱万丈な人生を強く生きる喜美子は戸田恵梨香さんにピッタリな役ですね！

 

神山さんが作り出した自然ゆうって何？

 

クナパーツブッシュが作り出す音楽には、信楽焼の茶碗に通じる趣がある。炎と窯の中で舞い上がる灰が作り出す自然釉。計算されているようで、炎の采配に左右される「必然と偶然」の出会いと期待。そして、心温まるごつごつした優しさと厳しい野生感の共存。
二律背反が調和してしまう不思議な美。 pic.twitter.com/vzshv0636l

? イタリア料理＆ワイン　Aujancool (@Aujancool) 2018年12月3日

 

写真にある青に深い緑色が溶け込んだような部分が「自然ゆう」と言われる部分です。

 

炎と窯の中で舞い上がる灰が作り出す独特の風合いが素敵です。

 

神山さんは、30代半ばの時に古代の窯跡から自然ゆうの緑色を見つけました。

 

独特な風合いに感動して、「この色の焼き物を作りたい」と思って再現に取り組みました。

 

戦後の大変な時代に、古代穴窯と同じように斜面に沿ってレンガを積んで、土をかぶせて穴窯を作って、作品作りに挑んでいって、完成したのは3年後のことでした。

 

失敗や借金をくり返して、完成させた「自然ゆう」を発表したときには、全国の女性陶芸家に勇気を与えました。

 

苦労しながらも、自然ゆうの色を求めて、たどり着いた神山さん、カッコいいですね！

 

スカーレットのロケ地は大阪と滋賀でエキストラ募集はある？の記事に書きましたが、信楽の美しい景色と陶芸の窯が並ぶ雰囲気が今から楽しみですね！

 

まとめ

 

2019年9月からのNHK朝ドラ「スカーレット」のモデルになった神山清子さん。

 

信楽焼の陶芸家として、失敗をくり返しながら、波乱万丈な人生を経験されました。

 

その神山さんの半生が映画化されていて、ドキュメンタリーのように描かれています。

 

朝ドラ「スカーレット」で、カッコいい神山さんを戸田恵梨香さんがどう演じるのか楽しみです。

 

【スカーレット】の原作とあらすじは戸田恵梨香が戦後の陶芸家！にも書きましたが、波乱万丈な人生を強く生きる喜美子は戸田恵梨香さんにピッタリな役ですね！