映画「蜜蜂と遠雷」の結末をネタバレ・優勝者よりもタイトルの意味が深かった!
ピアノコンクールを中心に展開される作品で、実写不可能と言われていました!
ピアノを弾けない私が観てもどうだろう・・・と思いながら観ましたが、ピアノを好きな4人が触れ合うことで起きた化学変化に嬉しくなりました。
映画「蜜蜂と遠雷」の結末ネタバレ!ピアノコンクールの優勝者が気になりますが、それよりタイトルの意味が深かったことをまとめます!
ネタバレがありますので、知りたくない方はご注意ください!
もくじ
Contents
映画「蜜蜂と遠雷」のあらすじ
原作の小説は、構想から5年がかりで、音楽コンクールを実際に取材して書かれています。
わけありのピアニスト3人がコンクールで出会う
舞台は、3年ごとに行われている芳ヶ江国際ピアノコンクールで、優勝者が後に世界的なコンクールで優勝してから、ピアニストの登竜門と言われて有名になったコンクールです。
コンクールは、一次審査から、二次審査で6人に絞られて、順位を決める本選を行います。
主人公の栄伝亜夜(えいでんあや20才・松岡茉優)は、子供の頃、天才と言われたピアニストでしたが、母親が亡くなってからピアノが弾けなくなって、7年のブランクがあり、最後のコンクールと考えていました。
コンクールで再会したマサル・カルロス・レヴィ・アナトール(19才・森脇ウィン)は、アメリカの音楽学校に通う亜夜の幼なじみです。
マサル(まーくん)が日本に滞在していた時に、亜夜(あーちゃん)の母親にピアノを習っていて、天才の亜夜の背中を追いかけて上達していました。
高島明石(たかしま あかし28才・松坂桃李)は、妻と息子と暮らす会社員で、ピアノの営業をしながら、ピアノの練習をしています。
風間塵に出会って化学変化
そんな中、今年亡くなった伝説的な音楽家ホフマン氏の推薦状で、コンクールに参加することになった少年が現れます。
風間塵(16才・鈴鹿央士)は、養蜂業をしている父親とフランスに行った時に、ホフマン氏にピアノの才能を認められました。
しかし、ピアノを持っておらず、木でできた音の出ない鍵盤で想像しながら練習をしています。
ピアノが大好きだけれど、過去やしがらみに囚われていて苦しんでいる3人が風間塵に出会って変わります。
4人が出会ったことで、化学変化が起きる!
3人はどう変わっていくのか、コンクールの優勝者は誰か!
映画「蜜蜂と遠雷」結末をネタバレ
コンクールの一次審査を通った4人!
過去やしがらみに囚われていて苦しんでいる3人が、風間塵に出会って化学変化が起きます。
マサル・カルロス・レヴィ・アナトールのしがらみ
「松岡茉優さんと松坂桃李さんはすごかった」森崎ウィンと鈴鹿央士が絶賛https://t.co/e9WAdFRL1K#映画 #蜜蜂と遠雷 #松岡茉優 #松坂桃李 #森崎ウィン #鈴鹿央士 pic.twitter.com/R2wif7IEd3
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マサル・カルロス・レヴィ・アナトール(19才・森脇ウィン)は、音大の先生から正確で完璧な演奏を目指すように指導されてきました。
その通りに完璧な演奏していましたが、亜夜(松岡茉優)と再会して変わります。
子供の頃の天才的な亜夜の即興に憧れていたことを思い出して、楽しくピアノを弾いていた初心を取り戻しました。
自分流を取り入れ、生き生きとピアノを弾くようになりました。
高島明石のしがらみ
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高島明石(たかしま あかし28才・松坂桃李)は、音大に通う天才でなくても、家族がいても、素人でもわかるピアノを奏でたいと熱く思っている男でした。
しかし、コンクールの年齢制限が迫っていて、最後のコンクールになると焦っていました。
家で練習していても妻(臼田あさ美)に音が重いと言われて、落ち込んでました。
そして、二次審査に落ちてしまいます。
3人の天才と触れ合って、別世界な次元にいることを思い知らされて、自分の道を行くことを決めます。
亜夜の過去のしがらみ
栄伝亜夜(松岡茉優)は、子供の頃に天才と言われて、誰もが知っている有名なピアニストでした。
一緒にピアノを弾いていた母親が亡くなってから、手が震えてピアノが弾けなくなっていました。
母親が亡くなった後、すぐに行われたコンクールでは、オーケストラとピアノを弾くはずでしたが、手が動かず逃げ出しました。
そのことがトラウマになっていて、離れ無い!
ピアノは弾けるようになりましたが、ピアノを弾くことが楽しくなくなっていて、コンクールでダメだったら、ピアノをやめようと思っていました。
そんな時、風間塵が亜夜に「ピアノを弾いた後、迷っているように見える」と言って、一緒にピアノを弾きます。
弾くピアノを誰も聞いてくれなくてもピアノを弾き続けるくらい、ピアノが好きと語り、亜夜もそのはずだと言われて心を打たれました。
無邪気に自由にピアノを弾く塵を見て、ピアノが好きだった頃を思い出しました!
4人が海に行くと、塵が「何か聴こえる」遠くで雷がなっていました。
風間塵は、伝説的な音楽家ホフマン氏がコンクールに送り込んだ「劇薬で、音楽人を試すギフトか災厄」と言われていましたが、ギフトでした!
もう一つ、塵はホフマン氏と「音を外へ連れ出す」と約束をしていていましたが、自分ではその意味がわからずにいました。
亜夜はコンクールの本選の練習で、オーケストラとピアノ協奏曲を弾く時に、子供の頃のピアノが弾けなかったコンクールを思い出してしまい苦しんでいました。
本選から逃げようとした時に、音楽を自然から音を取り入れていた時の子供の頃の記憶がよみがえり、塵の演奏を聞いて、逆に奏でる音を自然に還していると思いました。
そのことで、亜夜はコンクールに出場する決心をして、楽しくピアノを弾くことができました。
結末ネタバレ・優勝したのは
コンクールで優勝したのは、マサル・カルロス・レヴィ・アナトール(19才・森脇ウィン)でした。
2位は亜夜で、3位は風間塵でした。
主人公の亜夜が優勝したら、ドラマチックですが、結果は、ピアノコンクールのリアルな状況でした。
蜜蜂と遠雷のタイトルの意味が深かった
主役は亜夜ですが、タイトルの「蜜蜂」は、養蜂業で蜜蜂王子と呼ばれている風間塵のことです。
そして、4人が海に行った時に鳴り響いていた遠雷から、塵がホフマン氏と約束していた「音を外へ連れ出す」ことに亜夜が気づいた。
何の説明もなしに映像で表現するのは難しい所です。
私は原作のネタバレを読んでいたので、何となくわかりましたが、難しい!
結果、全員がトラウマから解放されて、ピアノの楽しさを再確認して、自分の道に行ったことが予想されます。
ラストは、コンクールの順位が字幕で表示されて、すぐにエンドロールになった斬新さでした!
風間塵役にオーディションで抜擢された鈴鹿央士の演技上手い!蜜蜂と遠雷で松岡茉優が絶句した才能!あります。
まとめ
映画「蜜蜂と遠雷」の結末ネタバレ・4人の過去やしがらみ・化学変化をまとめました。